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おうちミュージアム第7弾 【香芝で疫病退散! 大坂山口神社】

新型コロナウィルスが世界中で猛威をふるっていますが、疫病が人々を悩ませるのは、いつの時代も同じです。

香芝市にある大坂山口神社は、十代天皇にあたる崇神天皇が、国民の大半を死に追いやるほど蔓延した疫病を鎮めるために捧げものをした神社ではないかといわれています。

古事記には・・・
崇神天皇の時代に疫病が大流行し、困った天皇は夢で神のお告げを聞こうとします。すると夢に大物主神が現れて、「意富多々泥古という人に私を祭らせなさい」と仰せになりました。
意富多々泥古は大物主神の子孫にあたる人で、すぐに三輪山に大物主神を祭らせました。
また、宇陀の墨坂神に赤色の楯と矛を祭り、また大坂神に黒色の楯と矛を祭り、また山の裾の神と河の瀬の神のすべてに、幣帛(神へのお供え物)を献上しました。これによって疫病は終息し、国は平和になりました。
と書かれており、ここでいう「大坂の神」が大坂山口神社ではないかという説があります。

大坂山口神社は、香芝市の穴虫と逢坂の二カ所にあり、600メートルほどしか離れていません。ステイホーム中の運動不足解消に一度訪れてみてはいかがですか。両社とも最寄り駅は、近鉄大阪線「二上駅」で、駅から徒歩5分~10分で到着します。

※当館の平成17年度秋季企画展「古代大坂越えの道と大坂の神」の図録もよろしくお願いします! 遠方にお住いの場合は、通信販売可能です。
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穴虫
穴虫
逢坂

逢坂
更新日:2020/06/13 8:30