公演・イベント情報

会期:令和3年12月18日(土)~令和4年2月13日(日)

二上山博物館

第3回企画展「飛鳥の王陵と平野塚穴山古墳-平野塚穴山古墳の被葬者を推理する-」

昭和47年(1972)4月、奈良県高市郡明日香村の高松塚古墳から極彩色壁画が見つかり、加熱する発掘調査に関する報道によって社会現象となった考古学ブームが冷めやらぬ同年5月、飛鳥から遠く離れた奈良盆地北西部の香芝市平野に所在する平野塚穴山古墳で発掘調査が行われました。高松塚古墳と同じ二上山産の凝灰岩の切石を組み合わせて造られた石室からは、王陵級の高位の被葬者が想定される漆塗棺の一種である夾紵棺の破片が出土し、昭和48年(1973)6月18日付で国史跡に指定されました。

以後、長年の風雨による墳丘盛土の流失による崩壊や剥落が侵行する凝灰岩製石室を保護するため、本市教育委員会では、平成28年から整備事業を進め、令和2年3月31日に完了、同年4月1日付けで平野塚穴山古墳史跡公園が開園しました。整備事業に伴い、44年ぶりに実施した平成・令和の発掘調査では、墳丘斜面から二上山凝灰岩製の貼石や石室構築時の梃子穴等が見つかり、飛鳥地域の王陵級の古墳と共通する技法で造られた終末期古墳であることがわかりました。

当展覧会では、平野塚穴山古墳をはじめ、飛鳥地域の王陵級の墳墓から出土した関連資料を集め、平野塚穴山古墳と飛鳥の王陵級の古墳との関係や被葬者の謎に迫ります。

 

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